おしか番屋
東日本大震災で被災した宮城県牡鹿半島の先端に位置する鮎川浜の漁港に建てる、漁師のための番屋である。現地の漁業者や奥さんたちと一緒にプロジェクトを進めている。風景の一部となるような明るく開放的なメッシュ状の屋根をつくることを考えた。家を失った漁師が漁から帰って来て休む場所、捕れた魚を2次加工する場所、早朝漁に出る前に集る場所、朝市をする場所など漁業に関する様々な活動を一枚の屋根の下につなぎとめる。それらの活動が建築と共に町の風景をつくりだし、様々な人がこの町を訪れ、この町の未来をつくることを思い描いている。
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Oshika fisherman’s house
Location : Miyagi, Japan
Principle use : fisherman’s house
Category : Architecture
Client : Japan Fisheries Cooperative Oshika / Japan Foundation
Support : Japan Foundation / Japan Society
Construction : Atelier UMI
Structure Engineering : Jun Sato
Facility design : EOS plus
Construction area : 520 sq.m
Structure : steel