東京の日本橋で200年以上続く老舗刃物店「木屋」の増床計画。美しい手仕事の道具たちにふさわしい、商品自体が引き立つ空間をつくりだすことを目指した。商品に合わせて一つ一つ棚を設計し、それぞれの棚を壁面全体に差し込む構成とした。棚板をステンレス/スチール/FRP/突板のハイブリット構造にすることで、小口2mmの薄い棚板になる。壁面には商品と紙のように薄い棚の影だけが浮遊し、物が持っている美しさが空間に浮かび上がる。棚板は差し替えが可能で、商品の陳列が変わるとそれに合わせて空間が少し変化するようにしている。人が物と純粋に向き合うための空間である。
KIYA Nihonabashi main store izutuki
Location : Tokyo, Japan
Principle use : cutlery shop
Category : Interior Design
Client : Cutlery KIYA
Construction : Addis Muse
Production : Product design Masakuni
Textile design : yoko ando design
Construction area : 20 sq.m
Material : stainless+steel+FRP+wooden veneer