TAKEO PAPER SHOW 2023 PACKAGING : 紙のかたまり

photo: TAKEO PAPER SHOW 2023 / amana inc.

TAKEO PAPER SHOW 2023 PACKAGING : 紙のかたまり

紙を圧縮して、情報を閉じ込める。

紙は水分を吸収するとパルプ繊維が伸びて結合が緩み、反対に熱を使い乾燥させると繊維が収縮し、ぎゅっと締まる。この特性を利用し、水と熱を使い高密度で圧縮すると、小さな紙のかたまりをつくることができる。 この技法によりA4用紙を圧縮すると、厚さ8mmの一円玉ほどの大きさになる。

出来上がったものは、もはや紙ではなく、パルプのかたまりのような質感を持つ。小さなかたまりとなった紙は、身に付ける、嵌める、隠す、保存する、など新しい紙の使い方が発見されるだろう。

このかたまりを破れないように、少しずつ丁寧にほどいていくと、徐々に紙らしくなっていき、小さな達成感とともに柔らかいシワのついた情報に出会う。シワは一つとして同じものはない。そして一度開いたらもう戻すことはできない、たった一度きりの自分だけの体験である。

簡単に情報を手に入れることができる時代に、宝探しをするような新しい体験をつくる紙のデザイン。

TAKEO PAPER SHOW PACKAGING 2023  : A CLUMP OF PAPER
Location :Tokyo Japan
Principle use : product
Design : Motosuke Mandai / Kohei Masuda(Mandai Architects)
Client : TAKEO Co., Ltd.
Planning and Design : Kenya HARA + Hara Design Institute, Nippon Design Center
Material : Paper
Completion : 2023.10